対人恐怖症とは

人との接触を極度に恐れ、それを避けようとする対人恐怖症が現代社会において大きな問題となっています。
ひきこもりが社会問題化しているように、社会の中で人間関係を築くことができない人が増えていると言われています。その結果、社会生活を送ることができなくなることで、その後の人生にも深刻な影響をもたらすことになります。
ひきこもりなどは、本人の消極的な姿勢や怠惰な生活に原因を求める風潮もありますが、対人恐怖症とはそんな単純なものではありません。その原因も、症状も非常に多彩なため、ひとりひとりに合った対応が求められます。
もっとも一般的なイメージでは、いじめなど、誰かに攻撃されたり傷つけられたことで人と接触するのが怖くなるというのが原因としてあげられています。

しかし、他にも様々なケースがあります。相手が害意をまったく持っていなかったにも関わらず、何気ない一言で傷ついてしまったり、自分で一方的に恥をかいたと思ったり、恥ずかしい思いをしたことで恐怖症に陥ってしまうことも多いようです。
特に、強迫観念は対人恐怖症における重要なカギとなっており、自分が嫌われていると思っている、知らないところで周りの人間に笑われているという極度な思い込みが恐怖症に走られせるケースも多いのです。
人との接触や相手の反応に過敏になりがちな、現代社会ならではの症状と言えるのかもしれません。その意味では、誰でも対人恐怖症に陥る可能性がありますし、また、友人や家族が苦しむことも考えられます。誰にとっても身近で、深く考える必要があるといえるでしょう。

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